新築の場合、構造計算(許容応力度)をしますが
太陽光発電パネルの積載荷重をどうするのか悩みます。
私が設計する住宅は太陽光発電パネルを載せない家が多いのですが、後から載っけるかもしれないからそれなりの荷重を考慮して計算するようにしています。
ただ、そうなると屋根形状にもよりますが偏心率に影響します。
屋根形状というのは、陸屋根や片流れのような1枚形(おおまかに)か寄棟、切妻(棟から左右上下に流れる形)のような1枚形以外の屋根に分類すると、前者は建物全体に荷重がかかるので影響は少ないですが、後者の場合は日当たりの良い面にパネルを載せるのでバランスがよくありません。
後載せの場合は切妻、寄棟は片面(一方向)だけじゃなく、両方向に載せるのがバランスとしてはいいと思いますが、例えば南北面に載せるとなると発電効率が悪くなりますよね。
それから、配線するために外壁に穴を開けることになりますが、コレも要注意です。例えば、断熱気密境界を天井でとっている場合は小屋裏を通す配線はそこまで気にする必要はないかもしれませんが、屋根がその境界の場合は気密施工をしっかりしないといけません。
話がそれましたが、太陽光発電パネルを後から載せる場合はその営業マンの言うなりではなく、そのへんも突っ込んで質問するのがいいと思います。(難しい?ですね笑)
設計してくれた設計事務所か建てていただいた建築会社へ相談するのが一番いいと思います。